ONE WORD

財津和夫 ONE WORD歌詞
1.ONE WORD

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

あの一言さ 君がくれた言葉
今もぼくの 胸の中を
キラキラ光る 宝石のように
気高く飾ってくれる
ぼくをみつめ やさしく強い言葉
「愛しなさい 今日という日を」 Ah〜Ah〜Ah〜
風さえも友達にできない
紙屑より性質の悪い 青春の日々

あの頃はみな 明日のために
卒業をして 就職して
それぞれの道 歩いていたけど
ひとり野良犬さ ぼくは
諭すようにていねいだった言葉
「愛しなさい 今日という日を」 Ah〜Ah〜Ah〜
歌さえも友達にできない
カミソリで心を切る 青春の日々

ここまで来たよ 一歩ずつだけど
傷つけ合い 慰め合い
少しだけど 解ってきたのさ
生きてゆくということが
運命は 誰とも比べられない
「愛しなさい 今日という日を」 Ah〜Ah〜Ah


2.闘う男

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

成功した奴だと 人は羨むけれど
あいつは 変わりはしない
人の中が苦手さ
目の前の壁 今日も壊すだけさ
幸せな奴だなと みんなが憧れても
昔と変わりはしない 仲間もできやしない
登り始める 今日も急な山を

だから 君がわかってあげて
心のたったひとつでいいから
あいつらしさを わかってるのは
君しかいないはず

上を見れば きりがないから
追い越されるのを 恐れるから
それとも他に 訳でもあるの
自分をどこまで 追い詰めてゆくの
こんなに闘う 男ってなんだろう

だから君が わかってあげて
心のたったひとつでいいから
どろんこで帰った 子供の汚れを
拭きとる母のように

犬のようにただ働いて
虫のように死んでゆくだろう
そして地上に 残せるものは
何ひとつ 形もないだろう
でも 憶えているはず
花のような君を


3.ぼくは君のゴミじゃない

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

たしかにカラスがつついても 誰も助けない
でもぼくに蓋をしないで ぼくは君のゴミじゃない

たしかに道に落ちてても 誰も気にしない
でもぼくに蓋をしないで ぼくは君のゴミじゃない

ヨークシャテリアのように ソファの上で
エンジェル・フィッシュのように 水槽の中に
一度でいいから 君の部屋に入りたい

たしかに人に踏まれても 誰も咎めない
でもぼくに蓋をしないで ぼくは君のゴミじゃない

野菜や肉と一緒に 買い物袋で
君の腕に抱かれて 近くのスーパーへ
そのままただいま 君の部屋に入りたい

たしかに誰も届けない 落とし物だけど
でもぼくに蓋をしないで ぼくは君のゴミじゃない


4.君もいつかはシルバーシート

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

ねぇ 必ず君らも年寄りになるさ
しわができるさ 老眼鏡もかけるさ

ねぇ いたわり 気遣い 少しはしようよ
あっという間さ 君も年寄りの仲間さ

時代感覚 基礎体力 少し劣るけど
猫の飼い方 花の名前 色んなことを知っているんだ
人の愛し方も

ねぇ 君らも思うさ 年を重ねれば
ちょっとカッコいい 年寄りになりたいなと

ねぇ どんなに輝き 美しいものも
やがて枯れてゆく 自然に戻ってゆく

その日のために すぐ今から 勉強しておいて
そうだ はじめに 君のそばの
一人住まいのお年寄りから 大事にすることさ

ねぇ おいでよ ここまで 年寄りの世界
今も昔も 人はいつも同じさ


5.My Dear

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

あどけなさ残してる 寝顔の君よ
夜更かしや野菜不足 体に悪い

迷惑な話だと きっと想うだろう
でも君は まだ子供 親はそんなもの

たった一日にも 人生があるよね
たった一人のために 命がけの愛がある

友達に正直に 心分け合い
悲しみを 消しゴムで それが人生

君が好きなのさ ただそれだけさ
君に一生懸命 ただそれだけなのさ

生き方は自由でも 覚えておいて
信号のない道路 それが人生


6.ふたりだから

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

すべてが変わったあの日
ふたりが出逢ったあの日
通りすがりの愛 それは昨日まで
ひとりの自由だけで もう歩けはしない
そうさ 君でなけりゃ

約束破ってゆくよ
今すぐそこまでゆくよ
こんなに激しい風の吹く日は
ぼくのわがままで 君を抱いてみたい
言葉もなくなるほど

星座つくる 星と星が 結ばれたように
君とぼくがつくってく 永遠の夢

どこでもゆけるさ 君と
世界の果てまで 君と
どんなに些細な 悲しみだって
必ず話して きっと解り合える
そうさ ふたりだから


7.Straight Way

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

鳥の声 夏の雨 ピアノの音 桜の花
この世に ある 美しいもの
神様 あなたは 全て つくった
でも ひとつ たりないものがある

雲の形 月の明かり ピカソの絵も 地球の色も
人は 知ってる その素晴しさ
神様 あなたの 力はすごい
でも ひとつ たりないものがある

あの人の 心まで つきささる Straight way
虹のように つくられた 美しい道
遠くても 狭くても たどりつくまで
奇蹟の その道を 今 ここに ください

誰でも 幸せの 権利が あるはず
つかまえたい 天使を この手に
あの人の美しさ あなたは知らない
それとも 知らない ふりですか

あの人の 心まで つきささる Straight way
虹のように つくられた 美しい道
遠くても 狭くても たどりつくまで
奇蹟の その道を 今 ここに ください

あの人の 心まで つきささる Straight way
虹のように つくられた 美しい道
遠くても 狭くても たどりつくまで
奇蹟の その道を 今 ここに ください


8.ちょうど

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

何もかも 生まれたときに
知っていた 幸せのことも
何故か何故か 思い出せない
ちょうど夢のつづきを さがすように

ひどくなる 此頃それが
ぜいたくだと 人は言うけど
これから何を どこでどうしよう
ちょうど見知らぬ鍵を 拾ったように

ぼくはどこへ 連れられてゆくのだろう
あの人と 別れてしまうのか
鏡の中入れば おとぎ話さ
幸せはそんな風に つくり話さ

無人のバスに 乗り込んで
窓の外を ただみてるだけ
こんなに多くの 人がいるのに
こんなにどうして 孤独があるの

明日はやがて 今日になる
明後日もいつか 今日になる
でもあの人は 近づかない
ちょうど動く歩道を 逆に歩くように

果物が 腐ってゆくように
何もせず このままでじっとしたまま
誇りもないけど 負い目もない
ニュースを聞いても 言うこともない


9.夜明けの街角

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

恋をしたら やさしくなるなんて嘘
逢えない日は 君のこと ただ憎いだけ
だから今日 だからすぐ
ぼくの機嫌をとりにおいで
写真の君も 電話の君もいいけど
生身の君を手にとり 頬ずりしたい
だから今日 だからすぐ
ぼくの機嫌をとりにおいで
Save me, Save, Don't make me cry
Save me, Save, Don't make me cry
もうこれ以上 自分を騙せない
ヒマつぶしが人生じゃない

懐深い男を 演じてたけど
オリに入ったゴリラのように ウロウロ
だから今日 だからすぐ
ぼくの機嫌をとりにおいで
Save me, Save, Don't make me cry
Save me, Save, Don't make me cry
もうこれ以上 自分を騙せない
ヒマつぶしが人生じゃない

あの店もこの店も シャッター閉めて
新しい朝の風 無表情だよ
だから今日 だからすぐ
ぼくの機嫌をとりにおいで


10.ユア・ベスト・フレンド

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

おめでとう 社会人だね
ここまで歩けた地図は もう要らない
心の中だけでは もう生きられない
予期せぬことが起こるよ 眼の前で

君の笑顔はすてき 君の涙だから
拍手をおくるよ その強さに
ひとりでできることを ふたりでする幸せ
見つけられるさ 君のパートナー
〜I'm your friend, best friend?

人生は 闘いだから
ここは戦場だと 人は間違える
理想や夢が 壊されても
信じる人が ひとりいればいい

君の笑顔はすてき 君の涙だから
拍手をおくるよ その強さに
ひとりでできることを ふたりでする幸せ
もしかしてぼくが 君のパートナー
〜I'm your friend, best friend?

君の笑顔はすてき 君の涙だから
拍手をおくるよ その強さに
ひとりでできることを ふたりでする幸せ
見つけられるさ 君のパートナー
〜I'm your friend, best friend?


11.「ストーヴ」

作詞:財津和夫
作曲:財津和夫

もう君にあえるのは この一枚の写真だけ
20歳になった記念写真を 海辺の夏に残したね

あの頃は タクシーに乗ることさえぜいたくで
寒い夜を 君の部屋まで 川沿いの道 歩いたね

冷えた手を 重ね合って
ストーヴにかざした

あー あー
あの時に君とギターで つくった愛のうた
もう二度と戻れない日々 風と唄うだけ

思い出は 何もかも 美しく変えてゆくけど
明日もなく お金もなく 二人だけのあの頃に

ひとり君を 残してきた
そんな思いがして

あー あー
ストーヴのあの暖かい 明かりに照らされた
横顔に言い忘れてた 「愛している」と

人はみな
ふたつの道は歩けないから

ラジオから きこえるよ
君とつくった 愛のうた
掌の中 覚えているよ
ぬくもりをくれたストーヴ